新型コロナウィルスの影響で外に行けないので、おうちで手軽にタイムスリップ

この2,3日の陽気で自宅待機ムードが薄れ、街になんだか活気が戻っているような気がします。まだ人混みには出て行かない方がよさそうで、お花見は近所の散歩コースで済ませています。街にはマスクをしている人も減っているような気がするのですが、自分が罹患しなくても、自分を媒介して体力が弱っている他人にうつる可能性があるかもしれないので、止むを得ず出かける時は対策はしっかりしたいものです。

家の中で非日常感を楽しむくふう

というわけで、家で楽しめる趣味として、江戸のガイドブック『江戸名所図会』を家で読んでいます。江戸や武蔵、神奈川などの名所が生き生きと描かれていて、当時の町の様子や暮らしている人の服装などがわかって手軽にタイムスリップ気分が味わえます。
江戸時代の日本橋の風景
例えばこちらは日本橋、江戸の町人文化の中心と言ってもよいでしょう。たくさんの人で賑わい、川には荷を運ぶ船が描かれています。その船の多さは、現在の首都高の車の流れのようです。
江戸時代の日本橋魚市の風景
こちらも活気あふれる魚市の様子です。ここで魚を仕入れた棒手振り(棒の両端に荷を担いで売り歩く商人)が、お得意様や長屋まで売りに行きます。スーパーに行かなくても、野菜や魚、お惣菜や、切り花、だいたいの商品はこうして売り歩いている人から買っていました。とても便利。

こちらもいつもの国立国会図書館のデジタルコレクションで見ることができます。ところどころに歌が書かれていたり、その街の紹介が書かれているので、読んでみると面白いです。

本へのリンクはこちらから

十返舎一九版江戸名所図会

十返舎一九版の絵がとてもかわいいので、ぜひご覧になってみてください。
『 江戸名所図会』( 十返舎一九 作・画, 出版年月日 文化10 [1813] )
年代によっていろんなバージョンがあります。お好みのものを探してみるのも楽しいかもしれません。
江戸名所図会検索結果





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