自宅のコロナ対策で消毒代わりに使える界面活性剤について

先日、経済産業省からアルコールやエタノールの代わりになる消毒方法が発表されましたので、わかりやすくまとめてみました。消毒液が手に入らない場合、参考になさってくださいね。

試験の結果有効だとされた界面活性剤

  • 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
  • アルキルグリコシド(0.1%以上)
  • アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
  • 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
  • ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
以上の界面活性剤5種が新型コロナウイルスに対して有効と判断されました。
これらの成分が入っている物で、家の中のいろいろな部分を消毒することでコロナウィルスが減少します。これらの成分は、洗剤の裏をみるとラベルに書いてありますので、確認して購入するといいと思います。

また、この度の実験は以下の通りです。
※ 新型コロナウイルスに、0.05~0.2%に希釈した界面活性剤を
20秒~5分間反応させ、ウイルスの数が減少することを確認し
ました。詳細はNITEウェブサイトをご覧ください。
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200522.html
つまり、5分くらいこの界面活性剤をつけたままにする必要がありそうです。
そして、この成分が入っている洗剤リストです。リストの中には住宅用洗剤、お風呂用洗剤、台所用洗剤といろいろな洗剤がありますが、すべてが手元になくても、台所用洗剤がひとつあれば大丈夫です。消毒剤(アルコールやエタノール)がないご家庭は食器洗い用洗剤(食洗機用ではない)をひとつ買っておくと良いかもしれませんね。

食器洗い用洗剤で家の中を消毒する方法

大まかに言えば、 溶液を作って拭く→ 水拭きする → 乾拭きする の3ステップです。
  1. 500mlの水に台所用洗剤を小さじ0.5~1杯(2.5~5g)入れて軽く混ぜ合わせる。(有効な界面活性剤が使われているか、裏の成分ラベルで確認するか、リストを確認する)
  2. キッチンペーパーや布に、1の溶液をしみこませて、液が垂れないよう絞り、汚れやウイルスを広げないように、一方向にしっかり拭き取る。
  3. 洗剤で拭いてから5分程度たったら、キッチンペーパーや布などで水拭きして洗剤を拭き取る。特に、プラスチック部分は必ず水拭きする。
  4. 最後にキッチンペーパーなどで乾拭きする。
ただ、拭き取り対象の素材によっては専用の洗剤の方が安心です、家具、住宅用洗剤が家にある場合は家具、住宅用洗剤を使う方がいいと思います。この、食器用洗剤でつくる溶液の注意書きは、以下の通りです。
塗装面(家具、ラッカー塗装部分、自動車の塗装面など)や、水がしみこむ場所や材質(布製カーテン、木、壁など)には使わないでください(シミになるおそれがあります)。
詳しくはこちらをみていただいて、ご自身で判断してくださいね。溶剤の作り方や注意もリンク先に載っています。
また、する人はいないと思いますが、注意書きとして
  • 手指・皮膚には使用しないでください。 
  • スプレーボトルでの噴霧は行わないでください
とあります。ご注意ください。

界面活性剤がコロナウィルスに有効な理由

今回のコロナウィルスは、脂質の膜で覆われた「エンベロープウイルス」です。脂質の膜を壊すことで不活化させて、感染力をなくすのが狙いなので、有効だとされる界面活性剤が入ったものを使うと良いでしょう。もちろん、この他にも界面活性効果を得られる商品はたくさんあります。今回は洗濯洗剤についての言及がなかったのですが、自然派の人たちが使っている洗濯マグちゃん(私も使っています!)はどうなのかとか、知りたいですね。一応サイトを確認したところ、界面活性効果があるということなので、大丈夫なのかな? また合成の界面活性剤ではなくとも、無添加の固形石鹸、液体石鹸、普通の石鹸、ハンドソープこれらはすべて界面活性ですね。これらも大丈夫と思います。

とにかく手を洗うことが一番なのでは?

こういう、家の中を消毒するという考えがあんまり及ばないのですが、わざわざ経済産業省が発表するってことはみんなアルコールなどで消毒しているのでしょうか? わたしは、どちらかというと、どうせ汚れる家具、ドアノブを消毒するよりも、「とにかくなんでも触ったらすぐ手を洗う」方がいいような気がします。が、いろいろなご家庭の事情などもあるのでしょうね?

公式サイトを必ず確認する

こういう発表があった場合は、必ず発表元の記事を確認するのがよいです。

まとめ

なんか、よく読んでたら普通に家の中を掃除していれば大丈夫のような感じですねw 家、きれいにしとこ!


洗剤について、全く役に立たなそうな記事も書いていましたので、是非読んでみてください
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