おいしい野菜とは

おいしい野菜を探そうと書いています
最近野菜の話ばっかりですが、家での食事はだいたい野菜と卵です。家では、ウインナー以外の肉はたまーに食べるくらいで、ウインナーも週に2、3日しか食べません。これは別にベジタリアンだとかそういうのではなくて、好きな食べ物が野菜とか乾物とか豆腐とかこんにゃくなので、そういう食生活になっています。
たまに、狂おしいくらい肉が食べたい時があるのですが、そういうときは普通に食べます。ウーバーイーツでバーガーキングを注文もします! 魚も好きなのですが(特に寿司とか刺身、あとは赤魚の煮物!)最寄りのスーパーの魚売り場が乏しいので、少し遠くの魚が美味しいスーパーに行った時だけ魚を食べています。

さて、こういう感じで野菜ばっかり食べているのですが、以前からこんなに野菜が好きなのではなくておいしい野菜を知ったからじゃないかなと思ったので、ぜひご紹介したいと思います。
あと、料理も簡単で肉と違ってキッチンが油で汚れないところもお気に入り。とにかく野菜は便利だし、美味しいし、安いところが気に入っています。

野菜の栽培方法による味の違い

野菜の栽培方法は何種類かあって、それによって味がずいぶん違います。

よく目にする野菜は“慣行栽培”の野菜

まず、スーパーに置いてある野菜や、一般的な野菜は“慣行栽培”と呼ばれるもので、普通に化学肥料と殺虫剤、除草剤などの農薬を使って育てられています。とはいえ、これらの使用量は農協によって厳しく定められているので、使っているから体に悪い、ということはないかと思われます。「ただちに身体に異常はきたさない」ってやつですね。
また、種はF1種というのが使われていて、この種で作る野菜は形が揃っていて、見た目がよく、均一な大きさに育ちます。この野菜の種取り方法は、育った果実から種を取る昔ながらの採種方法(自家採種)ではなく、毎年新しい種を購入します。交配して種を取ったとしても、先ほど挙げたような利点「形が揃っていて、見た目がよく、均一な大きさ」になる保証がないので、毎回新しく種を買ってください。ということのようです。このF1種は、こうした見た目の特徴を出すために、交配を行っているのですが、味のよしあしよりも先ほど挙げた特徴を優先しているため、味はそんなに良くないです。
例えば、とっても味がいいけど傷ができやすい種と味はよくないけど、傷がつきにくい種ならば味よりも配送に有利な傷がつきにくい種を優先するということです。
現在のように日本全国どこの産地の野菜も手に入るようになった今は、運搬の問題でいろんなことを犠牲にしないといけないわけですね。例えば輸送に耐えられる強い果実ができる種を作る、お店に並んだ時にちょうど良い熟れ具合になるよう、若い段階で収穫するなどです。若い段階でとると、完熟した作物よりも数段味が落ちます。輸送中に追熟したとしても、完熟するまで枝についていたものとは比べ物になりません。
なので、購入するならば地元の農家さんが集まっているような産直市などで「さっきまで枝にぶら下がっていました!」みたいなお野菜を買うことをお勧めします! ただ、お芋やカボチャなどは採れたてが一番美味しいというわけではないので、この限りではありません。

最近よくみるオーガニック野菜(有機野菜)

有機栽培は、その名の通り有機肥料を使った栽培方法です。有機肥料はこれまた農協で指定された肥料を規定量、既定日数使用して、除草剤や殺虫剤も決められたものしか使用していない方法で育てられたもののみが名乗れます。個人的には、オーガニックって書いてあっても、慣行栽培とそれほど大差ないように感じますが、最近はスーパーでよく見かけるようになりました。ヨーロッパやカナダではすでにこういう栽培方法が主流で、フランスでは上記のような慣行栽培で作られる野菜は販売できないスーパーもあるほどです。ただ、オーガニックと慣行栽培の定義が欧米とは少し違うのかもしれませんね。

その他のエキセントリックな栽培方法で育てられた野菜

これが、実に美味しいので、ぜひご紹介したいですw
慣行栽培、有機栽培で育てられた野菜は農協が売ってる肥料と農薬を買って、農協が指示した通りに作れば買い取ってもらえます。そこから、小学生の時に習ったように物流に乗って、近所のスーパーに届きます。しかし、この流通に乗らない野菜がとっても美味しいのです。まず、ひとつめが無肥料、無農薬で育てられた野菜です。こういうお野菜は大抵が不揃いだったりするのですが、そうすると運送時に入れる箱にうまくおさまらないので、とても嫌がられます。まず農協が買い取ってくれません。(一部、羽咋農協などでは取り扱いあり)無農薬はきっと想像がつくかもしれませんが、殺虫剤や除草剤を使用していないので、体や栽培している農家さん、育てられる作物、作物の下に生えている草、その下の土、すべてに負担がかからないです。さて、無肥料とはどういうことかといいますと、肥料をつかっていません。肥料を使って、成長をはやめる栽培方法は“促成栽培”というのですが、化学肥料が爆発的に使われ出したのが東京オリンピックの前あたりで、東京オリンピックのために地方から労働者が東京に集まったため、野菜の供給量を増やすことと、家族が東京に労働に行き、地方に残った方の農家さんの家族が少人数でも農業をしやすくするためであったと言われています。有機栽培は、化学肥料の代わりに、使う肥料が農協から指定されている有機肥料ってことですね。しかし、肥料を使わないで育った野菜は無理に早く育てられる野菜とは違って、ゆっくりと時間をかけて栄養分を蓄えながら育ちます。時間をかけるということは、太陽の光もたっぷり浴びていますし、土からの栄養もたくさんもらって美味しくなるのです! 
あとは、マイノリティですが、炭を使った栽培方法、自家製堆肥をつかった栽培方法など、いろんな実験をしながら美味しい野菜を育てている農家さんがたくさんいますが、残念ながら近所のスーパーなどではお目にかかることができないのが実情です。これは、農協の問題、配送の問題などがあります。もし、どこかで見かけることがあったら是非ともお試しください。出会う確率が高いのは、道の駅とか、地方の小さなマルシェとかそういったところです。

この野菜を手に入れるには

わたしは主に通販を利用しています。通販とはいえ、昨日採れたものが今日届く、みたいな世の中なので、月曜の八百屋さんよりもよっぽど新鮮な野菜が届きます。日本の運送業者さんすごい! あとは、ファーマーズマーケットなどの産直市で買うことができますね。おすすめのお野菜通販は、広告を抜きにしてお知らせしますと、
定期で購入するなら
MARUFARMさん
坂ノ途中さん
がお勧めです。また、露地栽培(ハウスなどを使わない栽培方法)で育てている農家さんが多いので、季節の変わり目には商品が品切れになる可能性もあるので、そこらへんは我慢です。ハウスを使わないのがなぜおいしいかというと、これもまた野菜が無理しないで育っているからです。

自分の好きな野菜を見つける方法

野菜の栽培方法に関して大ざっぱに説明しましたが、だいたい大きくわけると以下の通りです。それで、美味しいと思ったものと同じように作られているものを探すと良いと思います!

ざっくりのチェックポイント

  • 旬の野菜かどうか(ハウスか露地か。旬の野菜は露地のことが多いですね)
  • 肥料はありかなしか(肥料は有機か化学肥料か)
  • 産地は近所かどうか(近い方がおいしいかも?)

ちょっとマニアックなチェックポイント

  • 採種方法は自家採種かF1種か
  • 肥料は動物性か植物性か
  • いつ採ったか(これは農家さんとお話ができる場所で聞くことができますね)
食べてみて、美味しいと思ったお野菜は、こういうのを覚えておいて次からも似たようなものを選ぶと、きっと好みのお野菜を選ぶことができますよ。
そうして選んだ野菜は、生のままでも、焼いて塩を振っただけでも、サッと湯がいただけでも美味しいです! ということは、料理の手抜きになるわけです。
あと、お子さんがお野菜嫌いな場合は、一緒に美味しい野菜を探すのがいいと思います。子供の舌は大人よりもよっぽど優れていて、美味しいものや美味しくないものにはとっても敏感です。ここはひとつ、お子さんの舌を頼りにしてみてはいかがでしょうか。

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