7月からレジ袋有料化に伴い、エコバッグを利用する機会が増えたかと思います。
わたしも持っていくことを忘れることもありますが、もともと通っているスーパーはレジ袋購入制だったので、そこにいく時は忘れません。
ただ、コンビニでカップスイーツ(しかもこぼれそうなやつ!)とか汁気の多いお弁当を購入する時は別のエコバッグ(マチが広くてガンガン洗えるやつ?)を用意しないといけないなと思いつつ、今はまだ、これまでもらっていたレジ袋を持ち歩いています。やっぱりあれは便利でしたね。形も素材も。。。こちらを何度も使用しています。
本当にエコなのはどういうバッグなのか
さて、レジ袋、海外ではプラスチックバッグと言いますが、こちらを“1回きりで使い捨て”することはエコではありませんよね。これはわかります。ただ、何度か繰り返し使用する場合はむしろエコなんじゃないかと思いましたので、調べてみました。まず、なぜレジ袋(プラスチックバッグ)がダメなのか、を考えてみました。
レジ袋(プラスチックバッグ)使用での環境負担
- 製造と処分にエネルギー負担がかかる
- 作るエネルギー
- 使い捨てられてしまうので、処分のエネルギー
- 海洋プラスチック問題 ウミガメがクラゲと間違えて食べてしまったり、分解されてもマイクロプラスチックとして残り、半永久的に分解されない。
では、一般的に出回っているエコバッグはどうなのか。
エコバッグ使用に伴う環境負担
- 製造に伴うエネルギー
- 繰り返し使うので洗濯などに伴うエネルギー
こんな感じでしょうか。ちょっと海のプラスチック問題は別に考えることにしましょう。ここではバッグをバッグとして利用すること、そして、その役割の終わりまでを考えることにします。ゴミの問題を考慮しないで、ひとつの製品が、その寿命を終えるまでの影響を評価する「ライフサイクル・アセスメント」といいます。
エコバッグもレジ袋も
- (原材料の調達、運搬を含む)製造コスト
- (リサイクルか破棄かにかかわらず)処分コスト
が、かかります。例えばコットン製のエコバッグだと、コットンをどこかから輸入します。原材料輸入の運搬コスト(これは、主に環境負荷です)と、製品になってからの運搬コスト(レジ袋よりも重くてかさばりますので、当然環境負担は大きくなります)がかかります。そして、現地ではコットンを栽培する時のコスト(こちらも環境負荷です)がかかります。また、繰り返し使うので洗濯による環境負荷もかかりますね。また、今までレジ袋をゴミ袋として利用していた家庭は、レジ袋が入手できなくなったらゴミ袋を購入します。すると、ゴミ袋の製造・運搬コストはどうなのでしょうか。さて、どっちのバッグがいいのかわからなくなってきました。
環境負担を減らすにはバッグの寿命いっぱいいっぱいまで使った上で、正しい処分を心がけること
ちょっと普通の答えになってしまうのですが、レジ袋が今手元にあるとします。それを「これからエコバッグ使うし」といって捨ててしまっては、環境負荷が大きいです。この環境負荷をなるべく小さくするには、レジ袋の天寿をまっとうしていただいて、破れるまで繰り返し使う、最後はリサイクルゴミの袋として利用し、リサイクルゴミの日に捨てる。というのが、一番よいですね!
さて、では手元にレジ袋がなくエコバッグで生活をしている方も、そのエコバッグを使えば使うほど1回の製造コストが下がるわけですから本当の意味でエコです。また、今から購入を考えておられる方は、素材はコットンよりも、企業などが販促品として配布している不織布ポリプロピレン(PP)や低密度ポリエチレン(LDPE)製がより環境負担が少ないとされています。(2011年発表,英国環境庁『ライフサイクル・アセスメント報告書』)これによると綿のトートバッグは131回以上再利用しないといけないとあります。この中で一番エコなのは紙バッグですね!
正しい処分とは?
もちろん、ゴミの問題も放ってはおけません。レジ袋がダメな理由として、飛びやすいということもあります。今までも正しく捨てられていたならば、こんなに問題はなかったのかもしれません。道端に飛んでいるレジ袋、あれは流れ流れて海や川に行き着きます。そうして行き着いたレジ袋が太平洋ゴミベルトに溜まっているわけですよね。
これを回避するためには、ズバリ、落ちているゴミを見つけたら拾うことです!
ちょっと安易すぎますかね?
寿命まで使って、袋の用事を果たさなくなったら、リサイクルゴミとして出します。プラスチックバッグも紙袋もリサイクル可能なゴミですから、適切なゴミの日に出します。布製のエコバッグもうちの自治体ではリサイクルゴミですから、古布の日に出します。正しい処理をすることで余計なコストがかかりませんね。
寿命まで使って、袋の用事を果たさなくなったら、リサイクルゴミとして出します。プラスチックバッグも紙袋もリサイクル可能なゴミですから、適切なゴミの日に出します。布製のエコバッグもうちの自治体ではリサイクルゴミですから、古布の日に出します。正しい処理をすることで余計なコストがかかりませんね。
アメリカではマイバッグ利用制限している州が増えている
これは、エコバッグが環境に負担をかけるからとかではなく、コロナウィルス拡散防止で、不特定多数の人が触るエコバッグを洗わずに使うよりも、今の間だけは1回きりで捨てるレジ袋を使おうという話らしいですね。アメリカでは袋詰めはスーパーの店員さんがやってくれるようで、感染リスクが高いのでしょうね。これを回避するには
- 入店前に消毒
- 帰ったら手洗い
- 荷物を出したらバッグ洗濯
を徹底したら良さそうですね!
まとめ
ちょっとわかりづらいこともあったかもしれませんがポイントとしては
- レジ袋もエコバッグも繰り返し使う
- できるだけ新しいものは買わない
- 新しいものを買う時は、より環境負担が低いものを買う
- 処分する時は適切な処分方法で
- リサイクルできるものはする
- ゴミとして落ちていたら拾って持ち帰って捨てる
- レジ袋が前提だけど、それ以外のものも拾って捨てると街が綺麗になる!
- アメリカのマイバッグ禁止はエコとは関係ないようだ
参考
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