ダウンシフト(en:Downshifting)とは、生活様式に関する社会的な潮流・傾向の一つである。 過度な出世競争や長時間労働、物質主義的、唯物的な生活環境を日常から排し、よりゆとりのあるストレスの少ない生活に切り替える生活態度の劇的な変化を指し、また、そうした生活態度は減速生活と言われる。ダウンシフト - Wikipedia
つまり、今の生活ペースを落として、ゆるゆると暮らすこと。
今までは欲しいものがたくさんあり、欲しいものややりたいことのために仕事もそこそこ頑張っていました。とっても楽しい仕事だったので苦はなかったのですが、その仕事から離れることになりました。その後、派遣社員として文字通りお金のためだけに働いて暮らす生活になってフッと疑問が出てきました。
今までは欲しいものがたくさんあり、欲しいものややりたいことのために仕事もそこそこ頑張っていました。とっても楽しい仕事だったので苦はなかったのですが、その仕事から離れることになりました。その後、派遣社員として文字通りお金のためだけに働いて暮らす生活になってフッと疑問が出てきました。
派遣時代の暮らし
1日24時間、そのうちの睡眠時間7.5時間(就寝が23時、起床が6時30分)を除く16.5時間で始業が9時17時終業ですが、朝は起床のあとは出社に向けてのアレコレなので、起床時間から18時の帰宅までの11.5時間を仕事関連で費やしていることになります。(休憩時間もありますが、まるっきり好きなことができるわけではないので、考慮しません。また、朝の時間もゆったりしているわけではないのですが、通勤前に何かできる時間は取れないので拘束時間みたいなもんです)16.5時間のうち、11.5時間は好きなことができない時間です。それでは5時間で何ができるかと言うと、帰宅→洗濯や食事作り、風呂掃除などの家事に2、3時間。そうすると自由になるのは1、2時間くらいのもんです。もちろん睡眠時間を削る、朝に好きなことをするなどの方法もあると思うのですが、これ以上睡眠時間を削ると週末に1日中動けなくなるので、これがベストでした。
さて、毎日1,2時間の自由時間ですが、これが1週間のうち3日だとしましょう、それなら残りの4日は100%自由時間です。これならがんばれます。しかし、実際は出勤日が5日も続き、そして休みは2日しかない。これは、とってもバランスが悪いです。
さて、毎日1,2時間の自由時間ですが、これが1週間のうち3日だとしましょう、それなら残りの4日は100%自由時間です。これならがんばれます。しかし、実際は出勤日が5日も続き、そして休みは2日しかない。これは、とってもバランスが悪いです。
そもそもなんで働くのだろう
日本国民で健康な成人だからですか? 老後が不安だからですか? 人より良い生活がしたいからですか? 欲しいものがあるからでしょうか?
自分の時間を切り売りして手に入れたお金と、自分が大切にしている物を比べてみると自分がどちらを大切にしたいと思っているかがわかるかもしれません。わたしは、お金よりも自分の好きなこと(趣味だったり、人にあったり、犬と遊んだり)を大切にしたい。
こう考え始めて2、3年で生活を変えました。まず、身の回りのものを整理して物をどんどん減らしました。これはお金に替えるという意味もありましたが、なくすことで維持費を減らしたり、改めて無駄な物を買わないために行いました。その次に、ミニマムライフコストを計算して、自分の生活コストを把握しました。
これにより、週5、8時間働かずとも生きていけることがわかりました。そんな時にちょうど派遣の契約が切れましたので、それからはやりたいことが思いっきりできる環境になりました。具体的には、江戸時代の暮らしについて調べたり、犬と遊んだり、旅行などです。いま、仕事をやめてからちょうど9ヶ月目です。そろそろ仕事をするかもしれませんが、今までのような週5日、8時間勤務では働かないと思います。生活の優先順位は変わりません。仕事なんぞにかまけて趣味の時間が持てなかったり、疲れすぎて会いたい友達に会えなかったり、犬と会えるのは寝るときだけみたいな生活は、まっぴらです。
これにより、週5、8時間働かずとも生きていけることがわかりました。そんな時にちょうど派遣の契約が切れましたので、それからはやりたいことが思いっきりできる環境になりました。具体的には、江戸時代の暮らしについて調べたり、犬と遊んだり、旅行などです。いま、仕事をやめてからちょうど9ヶ月目です。そろそろ仕事をするかもしれませんが、今までのような週5日、8時間勤務では働かないと思います。生活の優先順位は変わりません。仕事なんぞにかまけて趣味の時間が持てなかったり、疲れすぎて会いたい友達に会えなかったり、犬と会えるのは寝るときだけみたいな生活は、まっぴらです。
ちなみに趣味ですが
わたしの趣味はほぼお金がかかりません。江戸時代や明治時代の本を読むこと、書いてあることを実践してみることです。これは、古書店などで購入しても良いのですが、貴重な古書を管理できる能力は持ち合わせていませんし、管理に神経を回すのはいやなので、専ら国立国会図書館のデジタルコレクションや、他の図書館が公開しているデジタルアーカイブなどインターネット上にある本を閲覧しております。これを読むためにくずし字の勉強もしました。古文書解読検定と言うのがあるのですが、これの3級に合格することができました。また、犬のトレーナーの資格も持っているので、犬とは知育遊びをしています。また、古地図を片手に江戸を散歩するのも楽しいです。
朝が辛いなら生活を変えよう
今は朝起きるのも自分のペースで、(それでも犬の散歩があるので、お昼まで寝ている、という生活はしていません)、好きな服を着て、好きな時間にご飯を食べて、食べたくなかったら別に食べなくても良いし、好きな本を読んで勉強をする、というめちゃくちゃ楽しい生活をしています。なんにも我慢していません。ですが、今までの何十年間で普通に働いている時は朝起きれなかったり、朝起きても絶望感しかなかったり、体の不調が出たりしていました。それでも心を無にして出勤していました。そんな思いをして手に入れたお金で買った物は、ここ2、3年で行った断捨離でほぼ手元からなくなりました。必要でもない物のために大切な時間を使っていたんだなあと思うと、がっくりしましたが、今後そんな物を買うことはないでしょう。手放してすっきりしました。朝が辛い、起きれないと思うことがひとつの目安だと思っています。もし、朝に絶望を感じたら、ご自身の優先順位を考えてみてはいかがでしょうか。そして、寝る前に「今日も楽しかった!明日も楽しみ」と思えるような暮らしに変えるのはどうでしょう。
